天商第一校歌 夕古城を仰ぎみて  


作詞 佐々木信綱 作曲 田村 虎蔵

 

夕古城を仰ぎみて 豊太閤を偲ぶ時 

朝はるかに築港の 上にたたずみ思ふとき   

嗚呼偉大なる此のながめ 

 

棚引きのぼる煤煙は 空紫に立ちこめつ

安治川口の帆ばしらは 水に林を見る如し

進取に富めるこのながめ

 

進取偉大の志 かかる自然に養はれ 

わが東洋の商業を 統ぶる都に学び得つ 

我等が幸の多きかな

 

国の栄えは商業の その伸長に待たざるや 

見よ青年の往く処 希望は常にそこにあり 

東西万里往かんかな